セコイア・チャイナとは?--Forbes Japan 9月号よりまとめ
先日、有名VCのセコイア・キャピタルについての記事を書きましたが、今日はそのセコイアの中国フランチャイズである「セコイア・チャイナ」について、Forbes Japan 9月号より取り上げます。
セコイア・チャイナとは?
2005年に創業されたセコイア・キャピタルの中国拠点です。絶好調なようです。
セコイア・チャンイナが運用した07年設定のファンド「ChinaII」(資産運用額2.5億ドル)は税・手数料引き後の年換算利益率が33%に上り、10年設定の「ChinaIII」は3.5億ドルを調達し、年換算利回り37%をたたき出した。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 27
「セコイア・チャイナ」の成功は、マネージング・パートナーであるニール・シェンの指揮によるところが大きい。シェンがセコイア・チャイナを共同創業したのは2005年のことだ。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 27
ニール・シェンって誰?
Image by SEQUOIA CAPITAL
「Ctrip」という中国最大のオンライン旅行サービスの創設者で、CEOとかCFOをやられていた方です。ちなみに同社は2003年にNASDAQ上場しています。2010年には"China Best Venture Capitalists"の第一位に選出された、すごい人みたいです。
投資方針
同社のサイトをのぞくと、ポートフォリオとしては「Consumer」「TMT」「Cleantech/NewEnergy」「Healthcare」「Others」とあります。LEDライト製造の「Changelight」やファースト・フード・レストランの「Country Style Cooking」など、幅広い分野に投資しているようです。
(セコイア・チャイナの成功の秘密は)アメリカ本社の戦略を中国市場向けに組み替えたことにある。競合企業の多くはTMT分野(テクノロジー・メディア・通信)に特化して、慎重に投資をしている。これに対して、セコイア・チャイナはより多角的なアプローチをとっているのだ。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 27
シェンによると、中国の文化と商習慣を理解することがカギなのだそうだ。「何がどれだけ大きく進化するなんて、分からないものですよ」とシェンは語る。ただ、そんな彼も不動産、鉱業、重工業には絶対に手を出さないという。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 27
面白い取り組み
そのほか、採用方針や「セコイア・キャンパス」など、面白い取り組みをされています。
もう一つ、セコイア・チャイナを大きく飛躍させた要因は、大勢のスタッフの登用である。彼は若き才能を育てる必要があると信じ、時にビジネススクールの新卒をアソシエイト職やアナリスト職に採用し、役員会議に同席させて仕事を学ばせている。
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シェンは毎年9月に10都市以上を行脚する就職イベント「セコイア・キャンパス」を開催している。セコイア・チャイナが支援するテクノロジー関連の起業家30人以上を連れて大学に赴き、学生をリクルートするのである。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 27
裸のCFO