Evernoteの「CFO」タグからまとめた!「CFOに求められる3つのマインド」編
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普段からEvernoteを活用しているのですが、「これはCFOに求められるスキルだ!」とか「こんなCFOっていいよね」など、CFOを目指すうえで参考になる情報には「CFO」タグをつけてクリップしています。
最近、インターネット上では「CFO」という単語をよく見かけます。その度に、なぜ「CEO」とか「COO」は無いんだろう?と思ったりもしますが、要するに「CFO」って「財務」という専門分野があるから分かり易い。ある種、「絶対的な解」があるポジションなのかもしれません。
そんな巷に溢れる「CFO」情報から、気付けば約60個もの「CFO」タグ付されたノートが出来ていました。
今日は、この中から「CFOに求められるマインド」をまとめてみようと思います。
ここで言う「マインド」とは、職業意識や姿勢と捉えてください。
CFOに求められる3つのマインド
・CEOの相談相手たれ
財務的な視点はもちろん、専門外でもCEOにキャッチアップする意識が重要だということです。
最近すごく感じるのは、自社の製品や技術に興味を持てない人間はCFOになれない、ということ。数字の話だけでは、単なる予算とりまとめ担当者で終わってしまう。自社の製品や技術、業界構造をしっかりと理解し、事業そのものを創って行くという姿勢が重要だと感じます。
切り口が「財務」なだけであって、「経営する」ということについて、CEOやCOOと大差は無いんですね。
・火中の栗を拾え
mixiのCFOである荻野氏のコメントなのですが、個人的には、なるほどなと思います。
求められる「CFO」は、企業によって当然異なると思うんです。ただし、ベンチャーのCFOという前提を付けるならば、やっぱり不安定な状況の中で「何とかする」という心意気が無ければ務まらないだろうなぁと。そういう意味で、火中の栗を拾うというのは好きな言葉です。
・お金がないことを理由に埋もれてしまう素晴らしい技術へ
人間の生活に関わるリアルなテクノロジーは企業のためにあるのではなく、人類や地球の発展のためにあるべきだと思っているんです。
こちらは、ユーグレナのCFOである永田氏のコメントです。
私自身、すごく似たようなことを昔から考えていました。と言うのも、私の身内に重い病気を患っている人間が居るのですが、「その病気を治せる技術を持った天才が自分の目の前に現れた。でも、そいつは金も事業ノウハウも無くて未だ日の目を見ない。さて、俺は何が出来るんだろう?」ということをふと思ったんですね。
ここで言う「出来ること」のアプローチは人それぞれだと思うのですが、自分を省みたときに圧倒的に武器が足りないなと。だからこそ、「CFO」という世間一般に分かり易い鎧と、財務という名の武器を身につけねばと考えています。
未来や社会のため、と言うと青臭いかもしれませんが、こうした素晴らしい可能性を持った技術を表舞台に引き上げる、そういう役割をCFOが担っていることを心に留めておきたいですね。
次回は、Evernoteの「CFO」タグから求められるスキルをまとめてみます。
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