WiL(ウィル)とは?--Forbes Japan 9月号よりまとめ
Image by WiL - World Innovation Lab
久しぶりのブログ更新です。本日は、3億ドルを集めた国内最大規模VCとして話題の「WiL(ウィル)」や、そのCEOである伊佐山氏について、Forbes Japan 9月号より取り上げます。
WiLとは?
昨年設立されたVCです。日本の有名企業からも出資を受けています。CEOは伊佐山元氏です。
ソニー、日産自動車、ANAホールディングス、NTTグループ、三越伊勢丹ホールディングス、博報堂DYグループ、JVCケンウッド、ベネッセホールディングス、産業革新機構など10社を超える大企業から3億ドルの出資を受けて、ベンチャー投資ファンド「WiLI号ファンド」を組成した。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 28
伊佐山は「僕らはベンチャー投資ファンドだと思っていない。出資していただいた大企業の中に入り、眠っている技術、アイデアをカーブアウトする“ビジネスっ気のあるR&Dセンター”として『大企業の変革請負人』を目指す」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 8月 28
伊佐山 元とは?
東京大学法学部卒で現・みずほフィナンシャルグループに入社。その後スタンフォード大学MBAから米VCのDCMでパートナーを勤めた方です。華々しいキャリアですね。
伊佐山はこれまで、アメリカのトップVCのDCMのパートナーとして10年間、文字通り、第一線で戦ってきた。
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
WiLの問題意識とは?
企業ロゴの中心にある赤い丸は、日の丸を示しているそうです。日本から、才能や技術や資金が世界に広がってゆくような姿をイメージしたマークだそうです。
伊佐山はいま日本で盛んに言われている「シリコンバレー化」が「日本版エコシステム」につながる、とは実感として思っていなかった。「日本には日本のモデルがある」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
日本には血液がないのではなく、血液を流す“仕掛け”がないと思っていた。「日本にはリスクマネーがないと言われ続けてきたが、大企業の中のここにあったのか、と」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
日本のベンチャーと大企業の架け橋
日本のベンチャーと大企業の架け橋になることを課題の1つに掲げています。
「大企業の研究開発費の1%程度の外部出資があれば、日本のベンチャーの大幅なスケールアップとグローバル化が可能になる」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
これからの大企業はイノベーションを起こすために、①研究開発の効率化・スピード化、②新しいテクノロジーへのアクセス、③イントレプレナー(企業内起業家)の育成が必要になる。「ここに大企業とベンチャー投資を結びつけるチャンスがあるのではないか」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
名だたる共同創業者
名だたる共同創業者と共に、どんなプロジェクトをこれから見せてくれるのか。とても期待しています。
共同創業者の2人は元サイバーエージェントナンバー2の西條晋一と元ヤフーCIOの松本真尚。「僕らは上場ではなく、“スケールを追求する投資”をしていきたい」
— 裸のCFO (@hadakanoCFO) 2014, 9月 3
裸のCFO