裸のCFO - 10000時間でプロになる。

某メーカー系スタートアップでサプライチェーン・マネジメントを担当している著者が「10000時間の法則」を真に受けて、“事業を創れるCFO”になるまでの10000時間を記録するブログです。世界を目指す研究開発型のプロダクト系ベンチャーを興すのが夢。技術や市場動向から、経営戦略やマーケティング、ファイナンス、それからVCについても書きます。お問い合わせは、hadakano.cfo[at]gmail.comまで。

【実務で使おう!】コーポレート・ファイナンス入門

【裸のCFO -  154.0 時間】A : 13.0 時間 B : 10.0 時間 C : 80.0 時間 D : 51.0 時間

 目次

コーポレート・ファイナンスへの招待

基礎(リスク・リターン関係と資本コスト

現在価値とキャッシュフロー)

企業の投資行動はどう決まるか

企業の資金調達

企業の利益還元と配当政策

 

コーポレート・ファイナンス入門 (日経文庫)

コーポレート・ファイナンス入門 (日経文庫)

 

 

本書は「資本コストって何?」「現在価値ってどうやって算出するの?」など、これからファイナンスを学ぼうとする人にとっての入門書です。

個人的には同じ入門書でならば「ざっくり分かるファイナンス」の方がおすすめですが、同じ入門書でも表現の仕方が結構異なっていたり、出てくる事例も違うので、読み比べてみるのも良いです。 

ざっくり分かるファイナンス?経営センスを磨くための財務? (光文社新書)

ざっくり分かるファイナンス?経営センスを磨くための財務? (光文社新書)

 

どんな入門書を読むにせよ、1つ言えるのは「ファイナンスは実務で使ってナンボ」だと思います。

例えば、新入社員ならば自社の財務諸表を読んで、資本構成を調べて同業他社と比較してみたり。

とりあえず負債コストと資本コスト算出して、ざっくりとでもWACCを計算してみたり。

私が以前勤めていた会社もそうなのですが、日本企業は何らかの投資を検討する際に「回収期間」で考えることが多いように思います。

もちろんメリットもあるわけですが、「正味現在価値として妥当な投資なんかいな?」なんていう視点は、ファイナンスを学習しないと出てこない。

 

投資側から見たときの期待収益率がすなわち株主資本コストになるわけですが、ベンチャー投資だとどのくらいの値で見るのだろ?ベンチャーファイナンスは、これから学習してみたい分野の1つ。

 

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